打ち捨てる
うちすてる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to throw away
文例 · 用例
老子は「天地は不仁である、万物を構うこと無く打ち捨てる」『老子(第五章)』という。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
遺骨をどこかに打ち捨てるのと同じじゃありませんか。
— 豊島与志雄 『絶縁体』 青空文庫
この中落ちも大概は打ち捨てることが多いようだが、これを捨てないで、骨付きの残肉を、はまぐり貝かなにかでこそぎ取る。
— 北大路魯山人 『夏日小味』 青空文庫
それはそれとして、われわれは、手がかりと可能性を、更に他の手段や他の人々によって発見しつづけ、伸ばしつづける努力を打ち捨てるわけには、ゆかない。
— 三好十郎 『恐怖の季節』 青空文庫
「では私があなたを打ち捨てるとでも思っていたんですか。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
自分の生活の残骸を波のまにまに打ち捨てること!
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
そして、何かの機縁で、この二人は、法然上人の新教義にふかく帰依して、その門に入ると共に、太刀をすてて、一|沙門になり、同時に、「この教えのためには」と、身をも打ち捨てるほどな熱心さをもって、その布教に当ってきたのであった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
新九郎はこの山伏が棒振り芸、何事かあらんと心気を澄ませて片手の木剣に一念こめて、飛鳥の如く手元へ跳り込んだ途端、ピュッと刎ね返って来た金剛杖の陰の横すくい、ぽんと払えば続いて陽に真ッ向う下ろし、はッと身を沈めてガラリと横へ打ち捨てると、弾みを喰った阿念の身がよろりとなった。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
例句