心のどこかで
こころのどこかで
表現
標準
deep down
文例 · 用例
石田はやはり心のどこかでそんな窓を見たい欲望を感じていた。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
それでも、心のどこかで、びくびくしていて、こまります。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
だが、それは強くない、心のどこかで、こういう種類のことが、人の生きていくためには、肯定されるのだと、春吉君には思えるのであった。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
しかし駿介は、そのやうに撫でられることを、心のどこかで豫想してゐなかつたとは云へなかつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
その乾いた、へんに老人じみた、投げやりな言ひ方を聞いた時、駿介は心のどこかで意外な、勝手のちがつた感じを持つてぢつと志村を見た。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
ちがった複雑な生活の感情が日々を貫いているのだから、その生活を掴んだような映画の出ることは、皆がひとしく心のどこかで待望しているところであろうと思われる。
— ――観客の問題―― 『観る人・観せられる人』 青空文庫
そして、この感じは、まとめて表現しにくいままに、案外ひろく人々の心のどこかでは感じられている実感ではなかろうかと思う。
— 宮本百合子 『五〇年代の文学とそこにある問題』 青空文庫
彼が、平和な幸福を感じていること、心のどこかで、友人が喋りつづけた事柄を味い、かみなおしているのがさよによくわかった。
— 宮本百合子 『心の河』 青空文庫
作例 · 標準
彼が嘘をついているとは信じたくないが、心のどこかで疑っている自分もいる。
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今回の失敗は、心のどこかで「自分なら大丈夫だ」と油断していたことが原因かもしれない。
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もう二度と会えないと分かっていても、心のどこかで奇跡が起きるのを期待してしまう。
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