大先輩
だいせんぱい
名詞
標準
someone who is greatly one's senior
文例 · 用例
けれども、この勾當の正孫の、葛原しげる氏は、私たち文士の大先輩として、お元氣で、この東京にいらつしやる樣子なのですから、書きながら、ひどく氣になつて居りました。
— 太宰治 『文盲自嘲』 青空文庫
僕等は正に殆んどこの大先輩の名を忘れ、生死のほどさへ知らずに居た所、最近突如として雜誌『近代風景』に詩を寄せられたのを見て、僕は『モネーもまだ繪を描いてる』といふ言葉を思ひ出し、一種の妙な感慨にうたれざるを得なかつた。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
さらに甚だしきはこの老年の大先輩に對し、傲然後輩扱ひにする者さへあるさうだ。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
実に、自由思想家の大先輩ではないか。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
相手の人の、おとしの程もわからず、或いは故郷の大先輩かも知れぬのだから、失礼に当らぬよう、言葉使いにも充分に注意した筈である。
— 太宰治 『酒ぎらい』 青空文庫
それからしばらくして水戸という駅を通過し、これは明末の義臣|朱舜水先生の客死されたところ、Wandervogel の大先輩の悲壮の心事を偲び、少しく勇気を得て仙台に着いた。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
さもなくとも乱歩氏は当代、探偵小説界の大先輩で居られるのに、これに対する私は後進も後進……一介の愛読者に過ぎない程度の者です。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
たとい頼まれたにしても公々然と名前を出して、大先輩と取り組み合うというような非常識な事が、どうして出来ましょう。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
作例 · 標準
入社当時は雲の上の存在だった大先輩から、直々に仕事のアドバイスを頂けるなんて光栄だ。
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同窓会で卒業以来の再会を果たした大先輩は、今や業界の第一線で活躍されていた。
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「僕が一年生の時、君はまだ生まれてもいなかったんだよ」と大先輩に笑いながら言われた。
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