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手套

しゅとう
名詞
1
標準
文例 · 用例
黄色の手套のやうな色をした、小さな狸犬は、何もかも相變らずだと云つたやうな顏つきで、窓の傍の、ゆつたりとした、絹張りのソファに坐り込んでゐた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
手にはゴムの洗濯手套をはめている。
岡本かの子 唇草 青空文庫
千代重は豆の莢の内部を近眼鏡をかしげて覗き込み、それから左の手套の水気をブラウズの腰でこすり取って、竿を眼にうけさせ、莢の破り口を逆にしてとんとんとはたいた。
岡本かの子 唇草 青空文庫
加奈子は辷りかけたショールを胸の辺で右手に掴み止め、合せ襟になった花と蔓の模様の間から手套を穿めていない丸い左の手を出して陽に当てて見た。
岡本かの子 豆腐買い 青空文庫
が、帽を頂き、劍を帶び、手套を絞ると、坐るのが變だ。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
」「手套が投げられたのだ」と、嚴格に、「もう、遲い。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
しばらくすると、宣告文を書いた紙と、宣告文を持つた、白い手――手套を穿めない――を角燈が照らした。
夏目漱石 それから 青空文庫
しばらくすると、宣告文を書いた紙と、宣告文を持った、白い手――手套を穿めない――を角燈が照らした。
夏目漱石 それから 青空文庫