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箒木

ほうきぎ異読 ホウキギ
名詞
1
標準
common kochia (Bassia scoparia)
文例 · 用例
日影うらうらと霞みて朝つゆ花びらに重く、風もがな蝴蝶の睡り覺ましたきほど、靜かなる朝の景色、甚之助子供ごヽろにも浮き立て、何時より早く庭にかけ下りれば、若樣、と隙かさず呼びて、笑顏をまづ見する庭男に、其まヽ縋りて箒木の手を動かせず、吾助お前は畫がかけるかと突然に問ふ可笑しさ。
樋口一葉 曉月夜 青空文庫
……そこの高欄におしかかりながら、月を待つ間のお伽にとて、その坊さんが話すのですが、薗原山の木賊刈、伏屋里の箒木、更科山の老桂、千曲川の細石、姨捨山の姥石なぞッて、標題ばかりでも、妙にあわれに、もの寂しくなるのです。
泉鏡花 唄立山心中一曲 青空文庫
」「箒木一つでも惜しい、さ――それに、下のかみさんはあたいよりえい衣物を持つてる。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
それはとにかく、元素の名前に「桐壺」「箒木」などというのをつけてひとりで喜んでいる変わった男も若干はあってもおもしろいではないかと思うことがある。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
如此く決定にそれとは無けれど又有りとし見ゆる箒木の好運を望みつつも、彼は怠らず貫一を愛してゐたり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
めぢの界に物も無し、唯|遠長き並木路、路に沿ひたる樫の樹は、巨人の列の佇立、疎らに生ふる箒木や、新墾小田の末かけて、鋤休めたる野らまでも領ずる顔の姿かな。
上田敏 海潮音 青空文庫
めぢの界に物も無し、唯遠長き並木路、路に沿ひたる樫の樹は、巨人の列の佇立、疎らに生ふる箒木や、新墾小田の末かけて、鋤休めたる野らまでも領ずる顔の姿かな。
上田敏訳詩集 海潮音 青空文庫
めぢの界に物も無し、唯|遠長き並木路、路に沿ひたる樫の樹は、巨人の列の佇立、疎らに生ふる箒木や、新墾小田の末かけて、鋤休めたる野らまでも領ずる顏の姿かな。
上田敏 海潮音 青空文庫
作例 · 標準
秋が深まると、公園の花壇に植えられた箒木が燃えるような鮮やかな赤色に染まった。
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源氏物語の「箒木」の巻を読みながら、当時の貴族たちの複雑な恋愛模様に思いを馳せた。
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庭の隅で育てていた箒木を乾燥させ、本当に庭を掃くための手作り箒を作ってみた。
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