うまい汁を吸う
うまいしるをすう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to be onto a good thing
文例 · 用例
うまい汁を吸う役は後に控えている。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
彼の祖先は代々相当の頭脳と処世術にたけていたらしく、今日で云えば長と名のつく重役についたことはないが、局次長とか部長という追放の境界線のあたりで、人目にたたずにうまい汁を吸うのが家伝の法則の如くであったという利口な一家。
— その十 冷笑鬼 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
あるいは二つとも混って居るかも知れん、鉄道や病院を拵えて、人を利益するというは全く仏教の趣意に適った遣り方であるに拘わらず、人の国を取ってうまい汁を吸う事ばかり考えて居る。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
もしそういうふうにして戦争が成り立ちますれば、その戦争に幾多の兵士の生命を賭けて戦うたネパール人は僅かにうまい汁を吸うに止まって、多くの利益は英国人に帰することになるのでございましょう。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
(矢崎新兵衛の「枕をならべて、出馬」を笑えんじゃないか) そう思いながら、今度はゆっくりと、「人の、牛蒡で、法事をする――自分は手をよごさず、うまい汁を吸うのは、民政党の十八番であります」「お前の十八番は、法事で牛蒡をすることじゃろ」 誰かが弥次って、また、ひとしきり、場内がどよめいた。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
「ちょっとした頭の働き――下手か上手かの違いで、骨を折ってヘタばる奴と、楽をしてうまい汁を吸う者とができる。
— 鳴門の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
例句
私は毎日うまい汁を吸うについて考えている。
うまい汁を吸うという言葉は日本語で重要だ。
彼はうまい汁を吸うの意味を理解している。