阿堵物
あとぶつ
名詞
標準
文例 · 用例
想像すれば、始終青一色をさせたり、滿貫役をつけさせたりするのだらうが、それが自然と取り入りの阿堵物になることは言ふまでもない。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
)彼の名声は、そもそも嚏といふものは、自然の賢明なる配心であつて、実にも深刻なる多くの思想家はこれに依つて彼等の思想上の阿堵物を鼻腔から追放することが可能であるといふことを証明した権威の故に基くのである。
— 牧野信一 『嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら』 青空文庫
熟醉を買ふほどの阿堵物を持たず。
— 大町桂月 『南洲留魂祠』 青空文庫