工場街
こうじょうがい
名詞
標準
industrial area
文例 · 用例
一般にこの市は(他の市もそうかも知れないが)奇妙なことには、工場街と富豪の屋敷街がぴったりくっついて存在しているということである。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
東南の終点で降りると、工場街だ。
— 宮本百合子 『「鎌と鎚」工場の文学研究会』 青空文庫
業平橋を渡ったところを起点とし、濠割づたいに亀井戸を抜け、市電終点猿江を渡って工場街大島町まで伸ばしてみようと。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
若い職工の働いている工場街なればこそ、このような妙齢の娘が結構商売をしているのだ。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
それでも場所が江東近くの工場街で、習いに来る人々が勤労者であるだけに、二時間の授業といっても骨が折れた。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
工場街を抜けると、ちよつと樹木などが生えた一郭があつて、そこに彼女のアパートはあつた。
— 北條民雄 『道化芝居』 青空文庫
初夏とは云っても、遅れた梅雨の、湿りがトップリ、長坂塀に浸みこんで、そこを毎日通っている工場街の人々の心を、いよいよ重くして行った。
— 海野十三 『夜泣き鉄骨』 青空文庫
私は工場街のアパートに一人で住んでをり、そして、常に一人であつたが、女が毎日通つてきた。
— 坂口安吾 『いづこへ』 青空文庫
作例 · 標準
夜の工場街を歩くと、規則的な機械音と作業の灯りが幻想的な雰囲気を作り出している。
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かつて活気に溢れていた工場街も、今では閉鎖された建物が目立つようになった。
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映画のロケ地として選ばれたのは、古びた赤レンガの建物が並ぶ工場街だった。
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