鎮
ちん異読 しず
名詞頻度ランク #19867 · 青空 342 例
標準
a weight
文例 · 用例
机の上には当時まだ珍品であつたペン軸型の万年筆や硯箱の彼方には、硝子の中に昆虫の這入つた文鎮が置いてある。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
自分の五歳の頃から五年ほどの間熊本|鎮台に赴任したきり一度も帰らなかった父の留守の淋しさ、おそらくその当時は自覚しなかった淋しさが、不思議にもこの燈下の寒竹の記憶と共に、はっきりした意識となって甦って来るのである。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
富士の権現は信濃の国|浅間大神と、一神両座の垂迹と信ぜられていたところから、浅間菩薩ともいい、富士|浅間菩薩とも呼んだりしたが、本元の浅間山の方は、一の鳥居があるだけで、御神体は、山そのものに宿るとしてあるから、神社の鎮座がない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
それゆえ彼等は悠久に山と共に鎮り、峯に纏って哀愛の情を叙することができる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そしてまた、そこに鎮まる岳神も、嘗て姉の福慈の女神と共に、東国へ思い捨てたわが末の息子が成長したものであろうという予感は沁々とある。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
教春の一人娘|早百合姫は三年前、京都の戦禍がやや鎮まっていたとき、京都|滞陣の父の館に呼び寄せられ、まだ十四|歳の少女であったが、以来日々、茶の湯、学問、舞、鼓など師匠を取って勉強していました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
今年十七の春父が急いで国元へ引返す際、彼はすぐに騒ぎを打ち鎮めて京へ帰れる見込みで、留守の館には姫の従者として男女一人ずつ残しておきました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
(明治四十一年五月六日『東京朝日新聞』) 七十七 人を載せる紙鳶 昔鎮西八郎が大紙鳶にその子を縛して伊豆の島から空に放ったというのは馬琴の才筆によって面白く描かれているが、ここに述べるのは昨年の暮北米での話である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
作例 · 標準
書類を押さえるために、重しとして鎮(ちん)が使われていた。
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古い書物には、ページを開いたままにするための鎮(ちん)が添えられていた。
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風で飛ばされないように、テーブルの上に鎮(ちん)を置いておいた。
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標準
temple supervisor
作例 · 標準
彼は寺の鎮(ちん)として、静かに境内を管理していた。
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由緒ある古刹の鎮(ちん)は、長年の経験を持つ人物が務めることが多い。
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鎮(ちん)の指示により、参拝者は静粛に行動していた。
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標準
town (of China)
作例 · 標準
この古文書には、かつて存在した陳(ちん)という中国の都市の記述がある。
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古代中国の歴史を学ぶ上で、陳(ちん)という国の動向は重要だ。
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その地域は、かつて強大な力を持った陳(ちん)の版図に含まれていた。
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ウィキペディア
鎮 は、中華人民共和国や中華民国(台湾)、ベトナムの郷級行政区である。中国語では町のことを指す普通名詞でもあるため「行政建制鎮」あるいは「建制鎮」とも呼ばれる。この鎮とは都市よりも人口の少ない人口集中区域で、給水、電力供給、下水などの公共インフラや教育、飲食、娯楽、市場などがまとまって集中し、周辺の地域に経済作用をもたらす地域をいい、住民の多くは農業以外に従事する。鎮の定義は中華人民共和国と中華民国で異なっている。英語ではtownあるいはsmall cityと訳される。
出典: 鎮 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0