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来頭

らいあたま
名詞
1
標準
文例 · 用例
というのは、近来頭の具合が悪い。
夏目漱石 模倣と独立 青空文庫
しまいに手を額へ当てて、どうも近来頭が少し悪いもんだから……とぼんやり硝子窓の外を眺めながら、いつまでも立っているんで、学生も、そんならまたこの次にしましょうと、自分の方で引き下がった事が、何でも幾遍もあったと云う話さ。
夏目漱石 行人 青空文庫
蛇は犬の奸計とは気付かず爾来頭が痛むごとに律義に犬の訓え通り官道へ横たわり行く。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
父も母も奴婢なので、生れて以来頭の毛から足の爪先まで何一つ自分のものはなかった。
金史良 土城廊 青空文庫
その時日頃融川と親しい、林大学頭が膝行り出たが、「豊後守様まで申し上げまする」「…………」「狩野融川儀この数日来頭痛の気味にござりました」「ほほうなるほど。
国枝史郎 北斎と幽霊 青空文庫
しかるに近来頭のわるくなると共に、理窟臭いものは一切読めぬことになつて、遂には新聞などに出て居る銃猟談をよむほど面白く心ゆくことはなかつた。
正岡子規 病牀六尺 青空文庫
彼は元来頭のいい男だったから、千早館の謎を解いて二度目の危険区域を脱したが、最後の謎である「在原の業平朝臣」の暗号言葉を知らなかったために内部へは入れずまごまごしている所を野毛に発見されて、地下へ繋がれたものである(野毛は古神家に代々仕えた料理番だった)。
海野十三 千早館の迷路 青空文庫
一たい、この思いあがったちょこ才きわまる科学を過信し、あの、生を享けて以来頭上にいただいてきた大空へ、図々しくもぬけぬけと舞い上ったりしてもいいものだろうか。
虹を渡る日 踊る地平線 青空文庫