鉤縄
かぎなわ
名詞
標準
文例 · 用例
と空をきって飛来した手練の鉤縄、生あるもののように競い立って、あわや左膳の頸へ!
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
十手はケシ飛ばされ、己れは打挫がれたけれども、その瞬間に、鉤縄を米友の着物の裾からチンバの右の足首にひっかけてしまいました。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
――鉤縄を用意して行っただけのことさ。
— 彦徳の面 『銭形平次捕物控』 青空文庫
眠りの城 十八才の天才|洋琴家狩屋愛子は、その独奏会の帰途、兄三郎の眼の前で、番町のあるビルディングの屋上から下った鉤縄に引っかけられ、夜の空へスルスルと引き揚げられたっきり、行くえ知れずになってしまったのです。
— 野村胡堂 『九つの鍵』 青空文庫
絶壁へかかると茂助は鉤縄を投げて、岩松の根にかけ、自分が先へよじ登っては、一同を引っぱり上げた。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
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鉤縄 とは、縄の先に鉤がついた高所や人に絡ませる道具である。足がかりの無い壁・崖などを登る時や橋のない谷を渡る時に使う足がかり、逃亡する容疑者などを捕縛する捕り物道具として使用した。グラップリングフックとも呼ばれる。
出典: 鉤縄 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0