合調
ごうちょう
名詞
標準
tuning
文例 · 用例
前者では一つの個性が分裂し破壊した感じを与えるのに対して、後者では多数の個性が融合調和して一つの全体を構成しているように感じられるのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
それらの相反するものが融合調和し相互に扶助し止揚することによって一つの完全なる全体を合成し、そうして各因子が全体としての効果に最も有効に寄与しているのでなければならない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
しかしわれわれのような観賞者の立場からすれば配合調和相生というのも、対立衝突|相剋というのも、作者の主観以外には現象としての本質的な差を認めなくても結果においてたいした差はないようである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
それはあの古事記の中に満ちている原色的な、疲れを知らぬ神秘な生命感と合調するものであった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
「美しき合調氣高き調和、他に於ては晦暗なものが、此處に於ては麗朗の中に漂ふ」とミシユレはその著「山岳」の中で云つてゐる。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
△自分の手で作つた野菜はヨリうまい、これはエゴぢやない、自然と自己との融合調和からくるよろこびだ(自分の所有する土地で出来た野菜だからうまいといふのはエゴだらう)。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
かの印度起原説の当否は、之を明かに判断し難しと雖も、支那の哲学的天地開闢説が、支那固有の陰陽説と、印度思想との、混合調和せしものなることは、略之を明言し得可し。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
高須氏によると日本精神の「構成要素」は、「生命創造主義的」なことや、「中正不偏」なことや、「輳合調和に長ずる」ことや、「積極的に進取膨脹を旨とする」ことや、「明朗」なことや、「道の実行実践に重きを置く」ことや、凡そ想像し得る一切の善いものを網羅している。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
作例 · 標準
この楽器は合調が難しく、熟練の技術を要する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
オーケストラの演奏では、各パートの合調が最も重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ピアノの合調は定期的に行う必要がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash