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上覆

うわおおい
名詞
1
標準
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文例 · 用例
上覆は破れて柱ばかりになってるけれど、御宝前と前に刻んだ手水石の文字は、昔のままである。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫
「どうしますか、そろそろはじめましょうか」 背広を着た横井が、「まだ四五人は来るんじゃないのかい、もう十分まてよ」 今中は、こういう周囲にかまわない成人の態度でハトロン紙で上覆いをしたパンフレット型のものを読んでいるのであった。
宮本百合子 道づれ 青空文庫
本人の部屋といふ奧の六疊に、まだ入棺にも及ばず寢かしてありますが、上覆を取つて一と眼。
錢形平次捕物控 青空文庫
「さ――隣りへ来ておやすみ」 父は隣りにもう一つあるベッドの方へ体を動かして、その上覆いをはねた。
宮本百合子 伸子 青空文庫
犀川の上流で、やや遅れぎみの若葉が淵の上を半分以上覆いかぶさって、しんと、若葉の風鳴りがすると、それにつれて、淵の蒼い水面に鱗がたのさざなみが立って、きゅうに涼しさと寒さとが一どきに体温にかんじられた。
室生犀星 青空文庫
そのかわりに木綿布の古切れを何枚も合わせて、それを雑巾よりも細かく堅く刺して、麻布のかわりに上覆いに着ていると見えて、私も羽後の由利郡の山村をあるいた時に、小学校の生徒がみなこの木綿のアツシを着ているのを見たことがある。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
そのとき大仕合わせなことには、うわおおいぐつがすっぽりぬけました。
LYKKENS KALOSKER 幸福のうわおいぐつ 青空文庫
作例 · 標準
例句