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紅蓮

ぐれん
名詞
1
標準
bright red
文例 · 用例
その弟の身になると、姉は隅田川の霞の中に、花に包まれた欄干に立って、私を守っているようでもあるし、紅蓮紅蓮という雪の地獄に、俎に縛られて、胸に庖丁を擬てられながら、救を求めて悶えるとも見える。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
明さんは、手を取合ったは仇し婦、と気が着くと、襖も壁も、大紅蓮
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
幕の蔭と思う絵の裏で、誰とも知らず、静まった藤の房に、生温い風の染む気勢で、「……紅蓮、大紅蓮紅蓮、大紅蓮……」と後見をつけたものがある。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
紅蓮、大紅蓮の地獄に来って、」と大入道は樽の首を揺据えた。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
――その声は見越入道が絶句した時、――紅蓮紅蓮とつけて教えた、目に見えぬものと同一であった。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
もうもう今までとてもな、腹の汚い、慾に眼の眩んだ、兄御のために妨げられて、双方で思い思うた、繋がる縁が繋がれぬ、その切なさで、あわれや、かぼそい、白い女が、紅蓮、大紅蓮、……」 ああ、可厭な。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
その幕の彼方から、紅蓮、大紅蓮のその声、舌も赤う、ひらめくと覚えて、めらめらと饒舌る。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
客人は、堂へ行かれて、柱板敷へひらひらと大きくさす月の影、海の果には入日の雲が焼残って、ちらちら真紅に、黄昏過ぎの渾沌とした、水も山も唯一面の大池の中に、その軒端洩る夕日の影と、消え残る夕焼の雲の片と、紅蓮白蓮の咲乱れたような眺望をなさったそうな。
泉鏡花 春昼 青空文庫
作例 · 標準
夕焼け空が紅蓮の色に染まり、燃え上がるような美しさを見せている。
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怒りに震える彼の背後には、まるで紅蓮の炎が渦巻いているようなオーラがあった。
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戦場は紅蓮の炎に包まれ、あらゆるものが灰へと帰していった。
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2
標準
crimson lotus flower
作例 · 標準
寺院の池に、極楽浄土を思わせる見事な紅蓮が花を咲かせている。
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水面に浮かぶ紅蓮のつぼみが、朝露に濡れて静かに開くのを待っている。
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仏画には、慈悲深い表情を浮かべた仏様が紅蓮の台座に座る姿が描かれていた。
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ウィキペディア

紅蓮(ぐれん)は紅色の蓮の花。猛火の炎の色に例えられる。

出典: 紅蓮 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0