玖子
玖子
名詞
標準
文例 · 用例
このあいだに妹たちとかなり親しくなったが、なついてくる鶴子よりも、佳玖子という三つの妹が好きで、その子とだけいちばんよく遊んだ。
— 山本周五郎 『菊千代抄』 青空文庫
鶴子、貞子、淑子までが滋松院の子で、佳玖子はその後まもなく死んだ月照院という側室の子であった。
— 山本周五郎 『菊千代抄』 青空文庫
もちろん生母の違うことで愛情の差をつけたわけではない、佳玖子はまるまるとよく肥えて、いつも眼を糸のようにしてにこにこ笑い、おぼつかない片言で絶えず面白いことをいう、それがひじょうに可愛かった。
— 山本周五郎 『菊千代抄』 青空文庫
佳玖子はまた暫く月を眺めていたが、またこちらを見あげ、月を指さして云った。
— 山本周五郎 『菊千代抄』 青空文庫