間物
あいだもの
名詞
標準
snack
文例 · 用例
その石段の両側には、土産物の寄木細工を売る店や、かういふ町に適当な小綺麗の小間物屋や、舶来煙草を飾つた店や、中庭に廻廊のある二層三層の温泉旅館が、軒と軒とを重ね合せて、ごてごてと不規則に並んで居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
ごく古い消火山と新しい活火山との中間物といったような気のする山である。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
夫だからあやまつたと云ふぢやないかサア多舌て居るうちに小間物屋のまへは通りこして仕舞つた。
— 樋口一葉 『闇桜』 青空文庫
向い側に小間物を行商するらしい中年女が乗って、大きな荷物にもたれて断えず居眠りをしていた。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
それは山の宿の小間物屋の女房で、かれは誰も知らない間に、裏の井戸端で啖い殺されていた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
白地の浴衣を着た女、酒屋の下女を啖い殺した女、小間物屋の女房を啖い殺した女、それが又もやここにあらわれて、赤裸の若い女を啖い殺したのであろうとは、誰の胸にもすぐに浮がび出る想像であった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
二人はここを出て、山の宿の小間物屋をたずねたが、これは誰も知らないあいだの出来事であるので、そこの女房がどうして殺されたのか、まるで判らなかった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
第二の生贄となった小間物屋の女房も、やはり同じ運命であった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句