来易
らいえき
名詞
標準
文例 · 用例
長いものになると、そう単調に進行する事が出来んから、自然だれの作物でも余事が混入してくるし、又|頁の数から云っても余裕は出来易い。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
これは、元来易介の常用品で、園芸倉庫から発して、乾板の破片との間を往復している。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
なぜと云ふにそれだけの事が分かつてゐると思ふと、その男がこゝまで出向いて来るのに来易いのだ。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
「時節が時節ですから、皆さんの来易いようにして、安く召上って頂く。
— 島崎藤村 『食堂』 青空文庫
これからは、伊坂さんも気兼がなくなって、来易いでしょうよ。
— 豊島与志雄 『阿亀』 青空文庫
天の棚機津女を考へる事が出来れば、其に恰も当る織女星に習合もせられ、又錯誤から来る調和も出来易い。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
やがて科学は技術への手段であるという風に考えられて来易いのである。
— ――再三「科学と技術」とについて―― 『生産を目標とする科学』 青空文庫
元来易筮の用は、その右をとるべきか左をとるべきか猶予して決せざる場合に、その判断を天に聴く心得にて、筮竹の上に考うるにあるのじゃ。
— 井上円了 『迷信解』 青空文庫