雛菊
ひなぎく異読 ヒナギク
名詞
標準
daisy (Bellis perennis)
文例 · 用例
金鳳花、いらくさ、雛菊、それから紫蘭、あの、紫蘭の花のことを、しもじもの者たちは、なんと呼んでいるか、オフィリヤは、ご存じかな?
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
こんな歳になっても、まだ、デンマークの国よりは雛菊の花一輪のほうを、本当は、こっそり愛しているのですもの。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
花壇の中には立派やかな牡丹や美しい百合などが、誇り気に咲いて居りましたが、雛菊はさういふ花を見ても、少しも羨しいとは思はず、幸福な日を送つて居りました。
— 牧野信一 『雛菊と雲雀と少年の話』 青空文庫
丁度、雛菊の頭の上では雲雀が楽しさうな歌をうたつて居りましたが、雛菊は凝とその歌を聞いて、「あゝ面白い歌だ。
— 牧野信一 『雛菊と雲雀と少年の話』 青空文庫
雲雀が雛菊の傍へ下りて来て、「まあ、何て奇麗な花だらう!
— 牧野信一 『雛菊と雲雀と少年の話』 青空文庫
チユーリツプは頭を持ち上げて、「何だ庭隅の雛菊が。
— 牧野信一 『雛菊と雲雀と少年の話』 青空文庫
次の朝、雛菊が目醒めると、頭の上で「ピヨ、ピヨ」といふ悲しさうな声が聞えるので、ふとその方を見ると、雲雀が捕へられて籠の中へ入れられて居るのでした。
— 牧野信一 『雛菊と雲雀と少年の話』 青空文庫
ウロウロしてゐた少年は庭隅の雛菊を見付けると、「さうだ、あの雛菊をやらう、雲雀は屹度、雛菊が好きに違ひない。
— 牧野信一 『雛菊と雲雀と少年の話』 青空文庫
作例 · 標準
春の公園の芝生に、小さな白い花を咲かせた雛菊が点々と広がっている。
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花壇の縁取りとして植えた雛菊が、朝露に濡れてキラキラと輝いている。
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雛菊の花言葉は「希望」や「平和」であり、贈り物としても喜ばれる。
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