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澪標

みおつくし異読 みおじるし・れいひょう・みおづくし
名詞多音語
1
標準
marks in a water channel
文例 · 用例
開くでもなしに、弁当を熟々視ると、彼処の、あの上包に描いた、ばら/\蘆に澪標、小舟の舳にかんてらを灯して、頬被したお爺の漁る状を、ぼやりと一|絵具淡く刷いて描いたのが、其のまゝ窓の外の景色に見える。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
東は三枚洲の澪標遥に霞むかたより、満潮の潮に乗りてさし上る月の、西は芝高輪白金の森影淡きあたりに落つるを見ては、誰かは大なるかな水の東京やと叫び呼ばざらん。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
(昭和六年八―十月、渋柿)     六 月花の定座の意義 連句の進行の途上ところどころに月や花のいわゆる定座が設定されていて、これらが一里塚のごとく、あるいは澪標のごとく、あるいは関所のごとく、また緑門のごとく樹立している。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
「千鳥かしらん」 いや、磯でもなし、岩はなし、それの留まりそうな澪標もない。
泉鏡花 海の使者 青空文庫
」 と図に乗って饒舌るのを、おかしそうに聞惚れて、夜の潮の、充ち満ちた構内に澪標のごとく千鳥脚を押据えて憚からぬ高話、人もなげな振舞い、小面憎かったものであろう、夢中になった渠等の傍で、駅員が一名、密と寄って、中にもめ組の横腹の辺で唐突に、がんからん、がんからん、がんからん。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
蒲鉾屋は例によつて紅緑の色蒲鉾を並べ、壽司屋の鮨の配列、鳥屋の招牌の澪標、しるこ屋の行燈、饂飩屋の提灯までもみな草雙紙の表紙のやうな一樣の趣味から出來てゐるのである。
木下杢太郎 京阪聞見録 青空文庫
六日、澪標のもとより出でゝ難波につ(二字のつをイ)きて河尻に入る。
紀貫之 土佐日記 青空文庫
かくては、我身をも終につくすべきかといふ実質的内容に並んで、涙を湛へた中に澪標の如く立つて居るといふ形体的内容が、詩全体に亘つて統一融合せられて居る。
折口信夫 和歌批判の範疇 青空文庫
作例 · 標準
古代の航海では、船乗りたちは澪標を目印に進路を定めていた。
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川の曲がり角には、船が安全に進めるように澪標が立てられている。
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嵐で流された澪標を、港の人々が協力して元に戻した。
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