暴兵
ぼうへい
名詞
標準
文例 · 用例
――その移住の途中で、行軍する暴兵に掴まって、僅かの路銀を取りあげられた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
暴兵を全滅せしめるのが当然だと憤らない人間はどうかしている。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
しかし、何分、事態急迫し、躊躇すれば、暴兵の乱射のため、多大の損害を受けざるを得ぬので、N大尉は一部隊を以てこれを駆逐せしめた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
一面には暴兵の首将として、八州を席巻しながら、また、一面のそうした小心さにはのべつ破れていた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
――それを清盛が聞いて、(わが孫を往来中で、辱めたのは怪しからぬ) とて、暴兵を向けて、さんざんに摂政家へ仕返しをした――などという事が、どうした誤りか真しやかに巷間に云い伝えられて、それなども、彼の驕慢の一つに今以て云われているが、事実は、甚だ違っているのであった。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
すると門外に、どかどかと蹄の音が聞えたので、近侍の公卿たちは、「さては、暴兵が?
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
――手前の店なども一物もなく没収され、あげくの果てに、妻も娘も、暴兵にさらわれてしまったのです」「むむ。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
「十常侍をみなごろしにしろ」「宦官どもを焼きつくせ」 華麗な宮殿は、たちまち土足の暴兵に占領された。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫