縁
へり
名詞名詞-接尾辞頻度ランク #3382 · 青空 10964 例
標準
edge (of a river, woods, etc.)
文例 · 用例
牧野さんといふ人は、恋愛に殉じる態の純情家といふものとは遙かに縁遠いと思はれるからだ。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
それを聴いて感じられるものは、はや気分でさへない、云つてみれば気分の暈縁くらゐな所かもしれない。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
しかしともかく、それらの音楽によつて多くの人々が、好い気持にされてゐるのだから文句はないのだが、然しもと/\気分の暈縁なぞといふオボコイものを聴いて喜んでゐる連中が取引のこととなると俄然骨ばつてくるし、而も楽々骨ばれるやうに前以て備へてゐるので、「音楽と世態」なぞと今並べてみたくなるのである。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
雨の降る日(兄のうたへる)萩原朔太郎雨の降る日の縁端にわが弟はめんこ打つめんこの繪具うす青くいつもにじめる指のさき兄も哀しくなりにけり雨の降る日のつれづれに客間の隅でひそひそとわが妹のひとり言なにが悲しく羽根ぶとん力いつぱい抱きしめる兄も泣きたくなりにけり
— 萩原朔太郎 『雨の降る日』 青空文庫
話にもならないなら、Aにそんなこと話す方が悪いと、云ふ人もあるであらうが、それあさうに違ひなくとも、AとBとの縁といふものはともあれあるのだし、実際の場合、やつぱりBが悪いといふのは妥当でない。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
さもなければ、田舎の川べりにでも住んで、夏は縁台を出して夕顔の花をみてゐるといふ、あの消極的平安の中に安住しなければならないのです。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
その『生得の詩人達』中の、コルビエールの篇は、四五年前、雑誌『社会及国家』に、私が訳載したのだが、文壇とは余り縁のない雑誌ゆゑ、大方は御存知ないことと思ふ。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
雑誌リュテースを編輯してゐたレオ・トレズニカは、アムール・ジョーヌと『歎き』(ラフォルグの詩集)の作者との明らかな類縁に驚いて、コルビエールに肩を持ちながら両者を比較してラフォルグを荒だてたのであつた。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
作例 · 標準
夏の夕暮れ時、涼しい風に吹かれながら川の縁をゆっくりと散歩した。
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森の縁まで行くと、急に視界が開けて広大なひまわり畑が目に飛び込んできた。
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子供の頃、崖の縁で遊んでいて母親にひどく叱られたのを今でも覚えている。
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標準
rim
作例 · 標準
コップの縁に添えられた一切れのレモンが、炭酸水の爽やかさを引き立てている。
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眼鏡の縁が黒いフレームのものに変えたら、知的な印象になったと言われた。
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スープをこぼさないように、皿の縁をしっかりと持ってテーブルまで運んだ。
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標準
fabric border (of a tatami mat, etc.)
作例 · 標準
「畳の縁は踏んではいけないよ」と、茶道の先生から厳しく作法を教わった。
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最近のモダンな和室には、あえて縁のない琉球畳が使われることが多い。
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畳の縁に施された繊細な刺繍の模様が、日光に照らされて美しく浮かび上がった。
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