お流れ
おながれ
名詞
標準
cancellation
文例 · 用例
」「この五日の休みは、検査でお流れか。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
十五日の晩は雨でお流れになるかと思ったらみんな本館の大広間へ上がって夜ふけるまで踊り続けていた。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
ことしは見れると思って来たのだが、この豪雨のためにお流れになってしまったらしいのである。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
そのお流れをみんな健啖な道化師の玉が頂戴するのであった。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
御酒のお流れを一つ進じよう。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
「……吃驚なすって、貴方は、小雪さんの胸を敷いて、前へお流れなさいましたってね。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
蹴球部の夏休みの合宿が、お流れになりそうだ、大事件だ、と言って興奮している。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
それも、恋には丸木橋を渡って落ちてこそしかるべきを、石の橋を叩いて、杖を支いて渡ろうとする縁談だから、そこいら聴合わせて歩行く中に、誰かの口で水を注せば、直ぐに川留めの洪水ほどに目を廻わしてお流れになるだろう。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
」「この五日の休みは、検査でお流れか。