幻辞.com

一両年

いちりょうねん
名詞
1
標準
(a) year or two
文例 · 用例
廿日、丙※、晴、阿闍梨公暁、園城寺より下著せしめ給ふ、尼御台所の仰に依りて、鶴岳別当の闕に補せらる可しと云々、此一両年、明王院僧正公胤の門弟となりて、学道の為に住寺せらるる所なり。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
この大事の席に何事だ」と怒鳴ると、長坂は「勝頼一両年中に、織田徳川と決戦する覚悟である旨を受けて、軍議の処に来た」と答えた。
菊池寛 長篠合戦 青空文庫
終には弓箭に罷成るべくと存ずれば、幸村父子は一両年の内には討死とこそ思い定めたれ」と言って、床の間を指し「あれに見ゆる鹿の抱角打ったる冑は真田家に伝えたる物とて、父安房守譲り与えて候、重ねての軍には必ず着して打死仕らん。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
『大乗院寺社雑事記』文明三年の条に、「此一両年日尊と号して|十方成奉書|種々計略人在之。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
――といふのは私は町で育ち、つい一両年前に、この村に私の家のあることを悟つて、止むなく移り住んだ者であつたから、不思議な村の云ひ伝へなどについては全然無知の徒であつたわけであるが――竜巻村には、毎年秋の終りの頃になると、私や音無が罹つてゐたやうな精神病の流行は常例だつたといふことである。
牧野信一 鬼の門 青空文庫
その頃の哲学科は、井上哲次郎先生も一両年前に帰られ、元良、中嶋両先生も漸く教授となられたので、日本人の教授が揃うたのだが、主としてルードヴィヒ・ブッセが哲学の講義をしていた。
西田幾多郎 明治二十四、五年頃の東京文科大学選科 青空文庫
六月十三日より、かねて一両年心がけのちよじゆつども、いまださうかうまゝにて、夫を塾中にせき五郎子ゐられ、一人にまかせ候てかかせ、又自身がなほし候てうつさせ、日本せいきと申物に候、又なほし、其間に詩文又だいばつ、みなみなはんになり候やうに、さつぱりとしらべ申候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
而してその指示の原因はいずれよりすと尋ぬるに、一両年間、貿易輸出入の不平均か、もしくは隣国一大臣の進退にすぎず。
福沢諭吉 学問の独立 青空文庫
作例 · 標準
一両年もすれば、この辺りの街並みも再開発ですっかり変わってしまうんだろうな」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
3年間の海外赴任から戻ってきて、ここ一両年の日本のキャッシュレス化の進み具合には驚くばかりだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
一両年だけ死ぬ気で頑張ってみろ。それでも芽が出なければ、また別の道を一緒に考えよう」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview