子安貝
こやすがい異読 コヤスガイ
名詞
標準
cowrie (esp. the chocolate cowrie, Mauritia mauritiana)
文例 · 用例
安産のまじないに要るとか言って、子安貝、海馬、松茸の石づき、何の事やら、わけのわからぬものを四方八方に使いを走らせて取寄せ、つくづく金持の大袈裟な騒ぎ方にあいそがつきました。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
柳を引けば世が悲しく、子安貝を耳にすれば竜宮の唄もきこえまする。
— 竹久夢二 『秘密』 青空文庫
子安貝渚の 渚の子安貝波 どんど波 どんど子安貝今日から ふたりで暮しませうお前もわたしも子安貝。
— 野口雨情 『別後』 青空文庫
× 無意識的芸術活動とは、燕の子安貝の異名に過ぎぬ。
— 芥川龍之介 『芸術その他』 青空文庫
つまり、壺形をした渓という意味で、上部は、子安貝に似た裂罅状の開口。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
火鼠の裘ですか、蓬莱の玉の枝ですか、それとも燕の子安貝ですか?
— 芥川龍之介 『二人小町』 青空文庫
それは五人とも別々で、石造皇子には天竺にある佛の御石の鉢、車持皇子には東海の蓬莱山にある銀の根、金の莖、白玉の實をもつた木の枝一本、阿倍の右大臣には唐土にある火鼠の皮衣、大伴の大納言には龍の首についてゐる五色の玉、石上の中納言には燕のもつてゐる子安貝一つといふのであります。
— 和田萬吉 『竹取物語』 青空文庫
五番めの石上の中納言は燕の子安貝を獲るのに苦心して、いろ/\と人に相談して見た後、ある下役の男の勸めにつくことにしました。
— 和田萬吉 『竹取物語』 青空文庫
作例 · 標準
海岸で拾った子安貝の滑らかな表面を、指先でそっとなぞってみた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古代では子安貝が貨幣として使われていたという話を、歴史の授業で聞いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
安産のお守りとして、磨き上げられた美しい子安貝をいただいた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview