氷人
ひょうじん
名詞
標準
go-between (in marriage)
文例 · 用例
字義をもって論ずると月下氷人でない、竈下炭焼であるが、身躾よく、カラアが白く、磨込んだ顔がてらてらと光る。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
畳にしゃがみながら、七八人ほど泊っていた氷人足は三月なかばに帰ってしまったこと、スキー、スケートは四月始めで終ったこと、躑躅の季節には半月ほど早いこと、つまり今はちょうど山が一番暇な時であることを説明して行きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
月下の氷人とならむかと云へば、赤らめたる顏を袖にうづむ。
— 大町桂月 『月の隅田川』 青空文庫
三宅氏の家はこの島の神官職を勤むる十数代にわたり、当主其部翁は友人伊勢崎君の為に月下氷人に当るのだそうだ。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
それは今宵の月下氷人を勤めている杉野|子爵だった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
時雄は芳子の師として、この恋の証人として一面|月下氷人の役目を余儀なくさせられたのであった。
— 田山花袋 『蒲団』 青空文庫
それは今宵の月下氷人を勤めてゐる杉野子爵だつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
今からお嫁入りの仕度とは殊勝な、どうだね、前川さん、この私の月下氷人じゃァ、ハハハハ、気に入らんというのかな。
— 矢田津世子 『罠を跳び越える女』 青空文庫
作例 · 標準
二人の仲を取り持った氷人は、挙式当日も誇らしげな様子だった。
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「氷人の労を多として、私たちは今日という日を迎えることができました」
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昔は、親戚の年配者が氷人を務めるのが一般的だった。
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