葉掘り
はほり
名詞
標準
文例 · 用例
巡査は、虹吉のことだけを、根掘り葉掘り訊きたゞした。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
どう考えても、由井正雪の絵馬、殊にその画面も寸分違わないような同一の絵馬がほかにあろうとは思われないので、更にその出所を根掘り葉掘り詮議すると、多左衛門は声をひそめて話した。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
少年の頃、自分がうまいものをよそで饗ばれて帰って話すとき、母は根掘り葉掘り詳しく聞き返し、まるで自分が食べでもしたような満足さで顔を生々とさしたではないか。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
学生の中に質問好きの男がいて根掘り葉掘りうるさく聞いていると、「そんなことは、君、書いた当人に聞いたってわかりゃしないよ」と言って撃退するのであった。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
「根、根掘り葉掘り。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
そう思って岡が尋ねて来た時に根掘り葉掘り聞いてみるが、二人の言葉があまりに符合するので、貞世のだんだんよくなって行きつつあるのを疑う余地はなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
何ぞあるであろうと根掘り葉掘りきき尋ねましたところ、やはり変なことがあったので厶りまする。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
本所深川を捜していたら、もっと奥にだって、へいぎわに松の木のあるお屋敷がいくらでもあるにちげえねえんだからね」「いろいろとよく根掘り葉掘り聞くやつだな。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫