鋳抜
いぬけ
名詞
標準
文例 · 用例
道也先生の頭の上には丸く鉄を鋳抜いた、かな灯籠がぶら下がっている。
— 夏目漱石 『野分』 青空文庫
柩を埋めて、その上に置いた銅板に「子規居士」と鋳抜いた素朴な墓碑銘が、今もありありと眼の底に浮かぶ。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
殺された福島嘉平太はまだ五十そこそこ、武芸で鍛えた身体は、鉄で鋳抜いたように見事なものです。
— 竹光の殺人 『銭形平次捕物控』 青空文庫
殺された福島嘉平太はまだ五十そこ/\、武藝で鍛へた身體は、鐵で鑄拔いたやうに見事なものです。
— 竹光の殺人 『錢形平次捕物控』 青空文庫