悲しがる
かなしがる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to feel sorrow
文例 · 用例
だから、姉がこんなに狼狽し、こんなに悲しがるとは思わなかった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」 子供だと思っていると、一旦緩急の場合には、相当頭の働く美和子の顔を、新子は少し呆れて見つめていると、「そんなに悲しがることないわ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
「つまらない忖度をして悲しがる女房たちですね。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
又樫の樹に限らず他の樹にも虫が住んでいない筈はありませんから、どちらにしても虫共が今日その住居ごと焼き殺される事を知ったら、きっと悲しがるに違いありません。
— 夢野久作 『虫の生命』 青空文庫
そして私がその約束をしないので悲しがるのです。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
「ふんと働き足りんのだかなんだか困る困るっていふより他の事は云ったことがない……お盆が来るに着物がねえって、清子ら悲しがるで、わしもやる瀬がねえがどう思っても仕ようないもの!
— 金田千鶴 『夏蚕時』 青空文庫
私は物が言ひたいと長男の胸を抱いて悲しがるのです。
— 與謝野晶子 『遺書』 青空文庫
阿父が手紙で聞き合せるから――悲しがる事はない。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
作例 · 標準
大切にしていたぬいぐるみをなくした幼い妹が、一日中泣きじゃくって悲しがっている。
恩師の訃報に接し、教え子たちがその早すぎる死を心から悲しがる様子が、通夜の会場で見受けられた。
信頼していた部下の裏切りを知った社長が、怒るよりもむしろ深く悲しがる姿に、周囲は言葉を失った。
豪雨災害で思い出の詰まった家を失い、途方に暮れて悲しがる被災者の方々の心中を察するに余りある。