缶詰め
かんづめ
名詞
標準
文例 · 用例
咄喊はこのよくせきを煎じ詰めて、煮詰めて、缶詰めにした声である。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
古い古い缶詰めやタクアンが美味く感ぜられるくらい大衆は胃下垂状態に陥っているらしい。
— 夢野久作 『路傍の木乃伊』 青空文庫
われわれはこれから恐竜島に缶詰めだ。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
或資本家の論理「芸術家の芸術を売るのも、わたしの蟹の缶詰めを売るのも、格別変りのある筈はない。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
あゝ言ふ芸術家の顰みに傚へば、わたしも亦|一缶六十銭の蟹の缶詰めを自慢しなければならぬ。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
食物だって配給のほかにララからいただく肉のかん詰・ジャムのかん詰・おやつにはチョコレートなんか出て。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
炊事場には、ララのかん詰が並び、肉スープのたぎるいい香りがこもっている。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
アメリカに来ている日本のビールは、かん詰のアメリカビール程度にまずい。
— 北大路魯山人 『デンマークのビール』 青空文庫