気習
きしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
そしてその食べ方は、人の家の飯を食べていた時のように、黙祷や合掌こそしないが、どうみても抱えであった時分からの気習が失せず、子供たちの騒々しさや晴れやかさの中で、どこかちんまりした物静かさで、おしゃべりをしたり傍見をしたりするようなこともなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
其れは男子が女子を従属物だと思ふ野蛮な気習を改めず、女子も遅疑して其気習から脱する勇気が無いからであると。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
この風は談林とともに衰えたが、其角のごときはいつまでもそれを得意とし、また『冬の日』『春の日』の二集には、若干その気習が遺っている。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫