幻辞.com

気が散る

きがちる
表現動詞-五段-ラ行
1
標準
to get distracted
文例 · 用例
最も身体を蓋に為て畚の魚を抱いてゞも居れば、如何に畜生に業通が有つても、まさかに骨を徹しては抜くまい、と一心に守つて居れば、沼の真中へひら/\と火を燃す、はあ、変だわ、と気が散ると、立処に鯉が失せる。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
全てこういうように、心が向うべきところに向うことが出来なくて、チラチラ、チラチラと余事に走って行くのを、気が散ると俗に言うが、この気が散って心の静定の出来ないのを、散乱心と云うのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
人が仕事をする若しくは思索をする時は、自分の心の動きに注意してみて、少なくとも気が散ると知ったならば直さなければならない。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
前に言った通り気が散る原因が有るのにも関わらず、強いて眼前の事を続けるから気が散る訳なのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
電報を受取ったら直ちに之を開封して、処置を仕なければならないと思いながらも、それを仕ないで碁を打っていれば、どうしても気は電報に惹かれる、そこに気が散る原因が有るのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
しかし前にも言った通り、これもまた気が散る理由が有って散ったので、光秀も信長の為に忍び難い凌辱を加えられ、その為に心がその事を瞬時も離れる事が出来なくなっている。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
で、そういう人を強いて宗教なら宗教の方へ心を向けるように修行させれば、修行をするだけの効果が顕われない事はないが、しかしそれは寧ろ愚な事で、もしそういう場合で気が散るならば、それは寧ろ趣味に随順して思い切って宗教の事を棄てて、そして好むところの画技ならば画技に心を委ねて仕舞う方が良いのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
一つは雑誌であると、百貨店へ行ったように他へ気が散るからであります。
小川未明 書を愛して書を持たず 青空文庫
作例 · 標準
隣の工事の音がうるさくて、勉強に気が散ってしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
スマートフォンが鳴ると、ついつい気が散って作業が中断する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
大事な会議中に、窓の外を飛ぶ鳥に気が散ってしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
気が散る(きがちる) — 幻辞.com