部屋子
へやご
名詞
標準
young adult still living at home
文例 · 用例
五百は姉小路という奥女中の部屋子であったという。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
そこでどの部屋子も窓を締めに往くことを嫌って、互に譲り合った。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
鳥羽は亀千代の守であるが、使いに来たのは、鳥羽の使っている部屋子の少女で、「非常にいそぐから」と云い、手紙を置くと、すぐに帰ろうとした。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
――この部屋子も、無事に湯島までゆき着くかどうかわからないが、幸いにしてこの手紙が届いたら、できるだけ早く帰って、必要な処置をしてもらいたい。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
彼はその手紙に行燈の火を移し、立っていって、火桶の中ですっかり灰にしながら、使いの部屋子を待たせてある座敷へいった。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
部屋子の少女はおびえていた。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
次男坊は学生が大ぜい出るので、会田も大西も、その他部屋子が皆かり出されて並ぶ。
— 昭和九年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
作例 · 標準
大学を卒業して何年も経つのに、彼は定職にも就かず実家で部屋子として両親に養われている。
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「いつまでも部屋子でフラフラしていないで、そろそろ自立して家を出なさい」と父親に叱られた。
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近所でも、あの家の長男はもう三十過ぎなのに部屋子として引きこもっているという噂が広まっていた。
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標準
female servant working for a lady-in-waiting working in the inner part of a lord's house (Edo period)
作例 · 標準
彼女は大奥に上がる前、裕福な商家で女中の部屋子として働き、厳しい作法を叩き込まれていた。
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御年寄の部屋子として仕えていた少女は、主人の身の回りの世話をしながら少しずつ大奥のしきたりを学んでいった。
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部屋子として働きながらも、彼女はいつか自分も立派な奥女中に出世したいと密かに野心を抱いていた。
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標準
freeloader living in a samurai's house
作例 · 標準
江戸時代の武家屋敷には、主君の遠縁にあたる若者が部屋子として厄介になり、剣術の稽古に励んでいることがあった。
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彼は叔父の屋敷に部屋子として居候させてもらいながら、道場に通って腕を磨いていた。
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部屋子とはいえ、恩義ある主家の雑用を率先して手伝い、恩返しをしようと努めた。
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標準
young kabuki actor in service of a master (Edo period)
作例 · 標準
幼い頃から歌舞伎役者の才能を見出された彼は、名門の幹部俳優の部屋子となり、楽屋で行儀を見習いながら舞台に立っている。
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幹部役者の部屋子として修業を重ねることで、彼は将来のスター候補として芸の基礎を徹底的に仕込まれた。
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あの子役は最近、大御所の部屋子に取り立てられたそうで、今後の活躍がますます期待されている。
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