恐れをなす
おそれをなす
表現動詞-五段-サ行
標準
to be scared (of)
文例 · 用例
本当に確かりした信念があるならば何の恐れをなす必要もないと思ふ。
— 有島武郎 『狩太農場の解放』 青空文庫
うむ、恐れをなすな、棍元教の伝沢だ。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
聞いてさえ恐れをなすのに――ここも一種の鉄枴ヶ峰である。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
西応房の猟師は、事の不思議さに恐れをなすとともに、猟師の罪業の深い事も覚って、名古屋へ出て武家奉公などをしていたが、気がすまないので、江戸へ出て自証院の道心坊となったのであった。
— 田中貢太郎 『女仙』 青空文庫
「わからん、こんな手紙のどこに恐れをなすのかね。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
私は裸婦を思うと同時にいつもこの変な矛盾を考えて多少の恐れをなすのである。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
ところが、その具体案をみると、なるほど世上恐れをなす政治的統制の色彩が濃厚である割合に、国家として手を下すべき根本的な施設に触れてはゐないのである。
— 岸田國士 『官立演劇映画学校の提唱』 青空文庫
雷の巣が、そのまま脱けだしたかと思うような大雷雲が、ピカピカと閃く電光を乗せたまま、真東指してドッと繰りだして来たところは、地方人の最も恐れをなす本格的の甲州雷だった。
— 海野十三 『雷』 青空文庫
作例 · 標準
例句