拵え方
こしらえかた
名詞
標準
文例 · 用例
此榎の下に箱のやうな、小さな、番小屋を建てゝ、其処に母様と二人で住んで居たので、橋は粗造な、宛然、間に合はせといつたやうな拵え方、杭の上へ板を渡して竹を欄干にしたばかりのもので、それでも五人や十人ぐらゐ一時に渡つたからツて、少し揺れはしやうけれど、折れて落つるやうな憂慮はないのであつた。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
印刷局で働いて、拵え方を知っている者の仕業のようだ。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
この榎の下に、箱のような、小さな、番小屋を建てて、そこに母様と二人で住んでいたので、橋は粗造な、まるで、間に合せといったような拵え方、杭の上へ板を渡して竹を欄干にしたばかりのもので、それでも五人や十人ぐらい一時に渡ったからッて、少し揺れはしようけれど、折れて落ちるような憂慮はないのであった。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
なるほど東京とは少し拵え方が違っているが、百合や菖蒲の季節物が大きい花を白に黄に紫に美しくいろどっていた。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
十二円の分を穿いてるものもあったが、それはずっと拵え方が叮嚀で、皮も上等だった」 父はてれ隠しにエヘンと咳払いをして、わざと落ち着き払って答えた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
女学校へ来て味噌汁の拵え方を習う人はない。
— 新渡戸稲造 『人格の養成』 青空文庫
モシお登和さん、ライスカレーの拵え方を玉江に教えてやって下さいませんか」お登和嬢「ライスカレーには英吉利風の澄んだのと印度風の濁ったのとその外色々の拵え方があります。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
これは極くサッパリしたソースです」玉江嬢「色々な拵え方がありますね。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫