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便佞

べんねい
形容動詞名詞
1
標準
flattery
文例 · 用例
虚文虚礼|便佞諂諛を賤しとして仕官するを欲しなかった二葉亭もこの意外なる自由の空気に満足して、局長閣下と盛んに人生問題を論じて大得意であった。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
かくて他律的服從は盲目なる者の偸安か、奸譎なる者の阿諛便佞か――阿諛便佞を通じたる利己かである。
阿部次郎 三太郎の日記 第三 青空文庫
阿諛と便佞と、安価な世辞に取巻かれて、それを阿諛とも便佞とも空世辞とも気の付かぬ孫右衛門は、「俺が死んだら、さぞ皆んなが困るだろう」と思い込むのは当然のことでした。
二度死んだ男 銭形平次捕物控 青空文庫
「お屋敷へ申出でましたところで、剛直な方は斬られ黜けられ、残るは便佞の者ばかり。
十手の道 銭形平次捕物控 青空文庫
いつでも心のどこかの隅に、横着な、便佞な希望が綺麗に離れ去ってしまった事はない。
シュニッツレル Arthur Schnitzler みれん 青空文庫
作例 · 標準
上司の機嫌をとるために便佞な言葉ばかりを並べる彼のことを、周囲の人間は内心冷ややかな目で見ている。
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権力者に擦り寄る便佞の輩を遠ざけ、耳の痛い忠告をしてくれる側近こそを重用すべきだと歴史は教えている。
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彼は決して便佞を弄することなく、常に自分の信念に基づいた率直な意見を述べるため、誰からも信頼されていた。
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