世話になる
せわになる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to receive favor
文例 · 用例
その間で嫂が僅に話す所を聞けば、市川の某という家で先の男の気性も知れているに財産も戸村の家に倍以上であり、それで向うから民子を強っての所望、媒妁人というのも戸村が世話になる人である、是非やりたい是非往ってくれということになった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
世の中には、相当な知識階級の女でも、何か資金の都合のため、人の世話になるという手があります。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
これからも、世話になるかも知れない。
— 太宰治 『『思ひ出』序』 青空文庫
そしてそれを機会にひとまず吉田も吉田の母も弟も、それまで外で家を持っていた吉田の兄の家の世話になることになり、その兄がそれまで住んでいた町から少し離れた田舎に、病人を住ますに都合のいい離れ家のあるいい家が見つかったのでそこへ引っ越したのがまだ三ヶ月ほど前であった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
加賀産れで丸々と克明な門徒のばアやがもご/\云ひながら挨拶すると、井田も口の内で何か云ひながら、世話になると云ふ心を示した。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
」 何か知らぬが、お千世が世話になる稲葉家に退かぬ中の男、と思うだけ、虫を堪えて飽くまで下手に出た爺さんも、余りの押問答、悪執拗さに、こう言って焦れたほどである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
宗吉が世話になる、渠等なかまの、ほとんど首領とも言うべき、熊沢という、追て大実業家となると聞いた、絵に描いた化地蔵のような大漢が、そんじょその辺のを落籍したとは表向、得心させて、連出して、内証で囲っていたのであるから。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
お世話になるかならぬか、それはよく考えてみます。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
「学生時代は先生に大変お世話になりました」と、卒業生が挨拶に来た。
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遠い親戚の家に一晩お世話になることになり、手土産を持って伺った。
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これから長い付き合いになると思うので、こちらこそお世話になります。
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