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書き散らし

かきちらし
名詞
1
標準
scribblings
文例 · 用例
これと反対にまた世俗に有名ないわゆる大家がたまたま気まぐれに書き散らした途方もない寝言のようなものが、存外有名になって、新聞記者はもちろん、相当な学者までもそれがあたかも大傑作であり世界的大論文であるかのごとく信ずるような場合もあるのである。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
店の軒には、青や赤の短冊に、歌か俳句か書き散らしたのが、隙間もなく下がって風にあおられている。
寺田寅彦 青空文庫
云はでものことを云ひふらし、書かでものことを書き散らし、警察の厳重なる取締を受けなければならなくなつて、無暗と神経を昂らせ、反抗的気分を増進させ、とどのつまりは此の如き犯罪を計画した。
平出修 逆徒 青空文庫
そしてこのニヒリスティックな人生観から、社会のあらゆる道義観や風俗に挑戦し、故意に人生の醜悪を描き、人間性の本能を高調し、隠蔽されたものを引っぺがし、性の実感的|卑猥を書き散らした。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
ただ有り合ふ世だけに当嵌めて、その場その場に身を生すことを考へて来た――事実、恋ふべき過去でも無い、信じられる未来とも思へなかつた、業風の吹くままに遊び散らし、書き散らし、生き散らして来たと思へる生涯が、なぜか今宵は警めなしに顧りみられる。
岡本かの子 上田秋成の晩年 青空文庫
そんなことを書き散らして、工場の窓から、投文しようかとも思った。
太宰治 I can speak 青空文庫
それを大掴に、恋歌を書き散らして参った。
泉鏡花 春昼 青空文庫
あたしは毎朝、お客さんの書き散らした原稿用紙、番号順にそろへるのが、とつても、たのしい。
太宰治 富嶽百景 青空文庫
作例 · 標準
机の上には、今日の会議の書き散らしが山積みになっていた。
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古いノートには、彼の若い頃の詩の書き散らしが残されていた。
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落書き帳だと思っていたものは、実は天才画家の書き散らしだった。
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集中できない時に限って、無意味な書き散らしが増える。
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