悪液
あくえき
名詞
標準
文例 · 用例
鼓は暫くは何気なくただ、「ぽん、ぽん、――ぽぽぽんぽん」とつづいていただけだったが、そのうちに腹に溜った悪液を押し出す作用をして、一音ごとに首が延び上り、軽くなる腹部とともに鼓の音も冴えて来た。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
しかし障害の結果、1つの体液が異常に優勢になると釣り合いが崩れて混合が悪くなる、すなわち「悪混合」(ディスクレイジア:悪液質)が優勢となり、個人は病気になった。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
省吾にその自覚がなかったため、死毒だとわかったときは悪液質があらわれ、救いようのない全身衰弱が始まっていた。
— 山本周五郎 『四年間』 青空文庫