食いつぶす
くいつぶす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to eat oneself out of house and home
文例 · 用例
茲で私は、台湾が自身を食いつぶす虫を身内に持っていると、そんなことを諷諭するつもりでは決してない。
— 豊島与志雄 『台湾の姿態』 青空文庫
叔父と叔母とは、僅かな財産を一生のうちにゆっくり食いつぶす覚悟で、ただ隙つぶしに漢学の僅かな弟子を取るだけで、小さな借家に閑散な日を送っていた。
— 豊島与志雄 『理想の女』 青空文庫
原子力の解放という、人類が夢想だにしなかった大事件から始まる次の時代の科学は、或いは人類の文化を食いつぶすことになるかもしれない。
— 中谷宇吉郎 『未来の足音』 青空文庫
たとえば、旧築地小劇場が「土方伯爵家の財産を食いつぶす」ことに依ってなし得たような「芸術的に高く純粋な」仕事を、それ程急速にやる事は出来ない。
— 三好十郎 『俳優への手紙』 青空文庫
その俺が闇で稼いで来た金で買ったものを、食いつぶすにゃ、あたらねえだろう。
— 三好十郎 『廃墟(一幕)』 青空文庫
語学を早くのみ込んでしまうか、百スーをゆっくり食いつぶすかだ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
ずらからなきゃならん、スイスへ行くか、パパの金を食いつぶすか、ところがパパは殆ど金がないときてる。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫