思い詰める
おもいつめる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to think hard
文例 · 用例
彼らは何事かを思い詰めると、狂人の如くその一念に凝り固まり、理想に淫して現実を忘却してしまうために、遂には身の破綻を招き、狂気か自殺かの絶対死地に追い詰められる。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
主観の思い詰める方向へ環境はするする手繰られて行った。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
でも、そういう風に思い詰めるどんづまりに、また反撥心も起って、お祭騒ぎや、主義や理想も立て度くなるんじゃないのですか。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
お前さん、そんなに思い詰めるものではないわ。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
)それだけの話を聴いたところじゃあ、お前さんがそう思い詰めるのも無理じゃあねえが……。
— 岡本綺堂 『勘平の死』 青空文庫
エレーンがランスロットに始めて逢う、この男だぞと思い詰める、やはり父母未生以前に受けた記憶と情緒が、長い時間を隔てて脳中に再現する。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
何や彼や思い詰めると、あくせく働く甲斐がないようにも思われた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
たとえば或る一つの事をどこまでも思い詰める癖を遺伝した女が、どうかした拍子に或る一人の男を見初めたとする……寝ても醒めても会いたい、見たい……一緒になりたいといったような事ばかりを繰返し繰返し考え続けて行く事になると、そうした『恋しい意識』を反射交感する脳髄の一部分がトウトウくたびれて動けなくなる。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
例句