六十余州
ろくじゅうよしゅう
名詞
標準
66-odd provinces of old Japan
文例 · 用例
「六十余州、罷通るものじゃ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
「荒|壁に蔦のはじめや飾り縄」で、延喜式の出来た時は頼朝が頤で六十余州を指揮する種子がもう播かれてあつたとも云へるし、源氏物語を読んでは大江広元が生まれない遥に前に、気運の既に京畿に衰えてゐることを悟つた者が有つたかも知れないとも云へる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
何れも旧南部藩の武家、廃藩置県の大変遷、六十余州を一度に洗つた浮世の波のどさくさに、相前後して盛岡の城下から、この農村に逼塞したのだ。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
気も魂もふら/\で、六十余州、菜の花の上を舞ひ歩行いても疲れぬ元気。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
見ればアバタの旗印、顔一面にひるがえる、あきれかえるの醜男と、六十余州かくれもなき、鷲塚佐助のこの面を、とっくり拝んで置け!
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
六十余州を踏破するの自由は、我らの志を満足せしむる能わざるが故に、我らは五大洲を周遊せんことを願えり、これ我らが宿昔の志願なりき。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
むっつり右門が生きておるからにゃ、どこまでとっ走ろうとも、六十余州ひとにらみに目がきかあ!
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
大慈大悲とやらの破れ衣が、通らぬ理屈申して、飽くまでも今の女匿おうと意地張るならば、日之本六十余州政道御意見が道楽の、江戸名物早乙女主水之介が、直参旗本の名にかけて成敗してつかわそうぞ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代の武将たちは、六十余州の統一を目指して覇を競った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は、かつて日本が六十余州と呼ばれていた時代の古地図を集めている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
歴史の授業で、日本全国が六十余州の国々から成り立っていたことを学んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro