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来掛

きかけ
名詞
1
標準
文例 · 用例
ドッコイ、ドッコイ、ドッコイショと、爺様のような懸声をしながら漸く河を渡り、やがて町付という寒村に来掛かれば、もう時刻は正午に近い。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
(一八)焼酎の御馳走 一行は多少ヤケ気味に、それよりはブラリブラリと牛の歩み宜しく、またもや一里あまり進んで、南方村という寒村に来掛かれば、路傍の開放されたる一軒家では、褌一本の村の爺さん達四、五人|集って、頻りに白馬か何か飲んでいる。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
抽斎がそこへ来掛かると、本箱が崩れ墜ちた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
太政官を退出した横井平四郎の駕籠が、寺町を御霊社の南まで来掛かつた。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
そこへ臼田才佐と云ふものが来掛かつたので、それをも誘つて、三人で茶店に入つて酒を命じた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
是は来掛かる人に彼問を試みて、怖るべき面貌を見せたのであるが、柏軒は近視で其面貌を見なかつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
近頃そろそろ出来掛かった文芸界のBohemiensが、岡村の交際している待合のお上だの、芸者だのの目に、いかに映じているかと云うことを聞くに過ぎない。
森鴎外 青年 青空文庫
近頃そろそろ出来掛かった文芸界の 〔Bohe'miens〕 が、岡村の交際している待合のお上だの、芸者だのの目に、いかに映じているかと云うことを聞くに過ぎない。
森鴎外 青年 青空文庫