線路脇
せんろわき
名詞
標準
ditch next to railway track
文例 · 用例
さねかずらとはどんなものかしらず、蔦這いでる崖に清水したゝって線路脇の小溝に落つる音涼し。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
茅ヶ崎駅の西の線路脇にチューリップばかり咲揃った畑が見えた。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
鉄道線路脇のちょっとした雑木林の陰に草を折り敷いて、向うの丘陵に二軒つづいた赤瓦屋根を入れたスケッチを始めた。
— 寺田寅彦 『断片(1)』 青空文庫
線路脇や、線路の枕木の上を歩るいて、彼が此処までやつてくる途中で何回となく線路工夫に叱り飛ばされたことだらう。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
線路脇の焼いた枕木の柵に接近した六畳と四畳半ぐらいの小さな家だったが、その六畳の方には五人|家内の沖仲士か何かの一家族が住み、私達は四畳半の間に住むことになっていた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
あの善良な義侠心あふるるおっさんが、あれほどの努力の後、あの黄色い釦をひとつ握りしめて芋虫のように転げ落ち、線路脇に冷たくなって横たわっている処を思った時、俺は何故か笑いが止度もなくこみあげて来るのを辛抱できなかったのだ。
— 梅崎春生 『蜆』 青空文庫
私の家のそばに鉄道線路があり、朝夕その線路脇の道を通っていたせいもあるだろうが、私は、真暗な陰鬱な線路脇で、非力の私の到底抵抗しがたい筋肉逞しい男、――それもこっちは一人なのに、向うはそういうのが数人というのに取りかこまれていた。
— 高見順 『如何なる星の下に』 青空文庫
線路脇という場面までがはっきりと頭に残っていることも、いやな気持を一層強めた。
— 高見順 『如何なる星の下に』 青空文庫
作例 · 標準
電車から見える線路脇には、雑草が生い茂っていた。
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線路脇での作業は、列車の接近に十分注意して行う必要がある。
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線路脇の空き地に、珍しい野草が咲いているのを見つけた。
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