軍籍
ぐんせき
名詞
標準
military register
文例 · 用例
馬喰町といっても彼女の片着いたのは士階級で、土地や家作で裕福に暮らしており、民子の良人も学校出であったところから予備少尉として軍籍にあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
千八百三十四年ドレスデンに生れた彼は、父が軍籍に在つた関係から云つても、母が士官の娘であつた因縁から見ても、兵士たるべき運命を有つて生れたと同じ事であつた。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
身を軍籍に措かざれば祖国のために尽すの路なきが如き、利子付きにて戻る国債応募額の多寡によつて愛国心の程度が計らるゝ世の中に候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
兄弟三人皆軍籍に身を置いて、三男の狷介と云ふのが、静子の一歳下の弟の志郎と共に、士官候補生になつてゐる。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
兄弟三人皆軍籍に身を置いて、三男の狷介と云ふのが靜子の一歳下の弟の志郎と共に士官候補生になつてゐる。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
「被雇本人、軍籍ニアリ、万一不時ノ召集ヲ受ケ、労務ニ服スルコト能ハザルトキハ、前借金ニ利子ヲ附シ即時本人又ハ保証人ヨリ弁償スベシ。
— 島木健作 『鰊漁場』 青空文庫
中原君は三次中学校を出て、士官学校を経て軍籍にあったが、退役して実業に就いていた。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
それからバクニンは、莫斯科と彼得堡との中間にある Prjamuchino で、貴家の家に生れた人で、砲兵の士官になったが、生れ附き乱を好むという質なので、間もなく軍籍を脱して、欧羅巴中を遍歴して、到る処に騒動を起させたものだ。
— 森鴎外 『食堂』 青空文庫
作例 · 標準
彼は父親の遺品を整理している最中に、当時の軍籍を証明する古い手帳を見つけた。
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除隊届を提出し、正式に軍籍を離れて一民間人に戻る日がやってきた。
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捕虜として捕まった際、彼は自分の名前と軍籍番号以外は一切口を割らなかった。
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