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名詞
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標準
文例 · 用例
今度出来て来た詩集をみると「浚船」とある。
中原中也 詩集 浚渫船 青空文庫
どういふつもりで付けたのかまだ訊ねてみないが、僕が勝手に想像する所では、無口でそつとしておいて貰ひたい男が、誰でもが多かれ少なかれ感じてはゐても余りに底深い、流れだとして殆んど全く触れないで過ぎる態の非情を、人目にも立たず浚してゐるといつた風の心得であらうと思ふ。
中原中也 詩集 浚渫船 青空文庫
運河には浚船が腰を据えていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
船のデッキには、石油缶の七輪から石炭の煙が、いきなり風に吹き飛ばされて、下の方の穴からペロペロ、赤い焔が舌なめずりをして、飯の炊かれるのを待っていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
団扇のような胴船が、浚船の横っ腹へ、眠りこけていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
船の胴っ腹にくっついていた胴船の、船頭夫婦が、デッキの上で、朝飯を食っているのが見えた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
そして橋の手すりに肘をついて浚船をボンヤリ眺めた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
次には、浚船で蒸汽を上げるのに、ウント放り込んだ石炭が、そのまま熔けたような濃い烟になって、私の鼻っ面を掠めた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫