味をつける
あじをつける
表現動詞-一段
標準
to season (e.g. with salt)
文例 · 用例
ともかくもその効果はこの作者の歌に特殊の重味をつける。
— 寺田寅彦 『宇都野さんの歌』 青空文庫
元来彼は何ごとにつけても、自尊心の満足ということ以外には意味をつけることは出来ず、お駒との散歩もむろんそこから出たものだったが、たいした効果はなかったのである。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
元来日本の学生は外国の文字に勝手な意味をつけるので、漢字でもそうだそうですが、Bの字を臀部の恰好に考えたり、IWを色女なぞと読んで見たり、実にどうも……」 と先生は茶を飲んだ。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
つまり日本の古事記とか、日本紀とか云ふものは奈良朝時代からありまして、祖先の編成された歴史と考へられて居つたのでありますが、平安朝頃までは、其の神代の記事に哲學的の意味をつける事はなかつたのであります。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
所が鎌倉の末期から足利時代に於て出來た神道は、特に日本紀の神代卷を佛教で解釋致しましたが、こゝで神道に哲學的意味をつける樣になつた。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
」「そうですよ、パーウェル・イワーノヴィッチ、」と、マニーロフはその顔に、ただ甘ったるいというだけではなく、世故にたけた如才ない医者が甘くさえしてやれば患者が悦ぶと思って矢鱈に甘味をつける水薬同様、しつこいと言ってもいいほどの表情を浮かべて言うのだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
塩で味をつけるから鯛の潮汁に似て味は十倍も佳い。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
煮びたしにするには、焼き枯らしたものを鍋の水に入れ、ひたひたになるまで煮つめ味をつけるのだが、これを釜の中の炊いたばかりの飯に入れ鮎飯にすると喜ばれる。
— 佐藤垢石 『香気の尊さ』 青空文庫
作例 · 標準
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