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遠退く

とおのく
動詞
1
標準
文例 · 用例
だから学校とは遠退くばつかりでせう。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
自然の幽寂な音楽が遠退くにつれて、深林の底は再び明るくなった。
佐左木俊郎 熊の出る開墾地 青空文庫
やがて、幽寂な山時雨の音が遠退くにつれて、原生樹林の底はふたたび明るくなってきた。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
けれども、その俎下駄は、足音の遠退くに従つて、すうと頭から抜け出して消えて仕舞つた。
夏目漱石 それから 青空文庫
けれども、その俎下駄は、足音の遠退くに従って、すうと頭から抜け出して消えてしまった。
夏目漱石 それから 青空文庫
ホホホホと鋭どく笑う女の声が、廊下に響いて、静かなる風呂場を次第に向へ遠退く
夏目漱石 草枕 青空文庫
七年の間に三たび漂泊して、三たび漂泊するうちに妻君はしだいと自分の傍を遠退くようになった。
夏目漱石 野分 青空文庫
妻君が自分の傍を遠退くのは漂泊のためであろうか、俸禄を棄てるためであろうか。
夏目漱石 野分 青空文庫
遠退く(とおのく) — 幻辞.com