それもこれも
それもこれも
表現
標準
all
文例 · 用例
どうして俺が毎晩家へ帰つて来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選りに選つてちつぽけな薄つぺらいもの、安全|剃刀の刃なんぞが、千里眼のやうに思ひ浮んで来るのか――お前はそれがわからないと云つたが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやつぱり同じやうなことにちがひない。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
どうして俺が毎晩家へ帰って来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選りに選ってちっぽけな薄っぺらいもの、安全剃刀の刃なんぞが、千里眼のように思い浮かんで来るのか――おまえはそれがわからないと言ったが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやっぱり同じようなことにちがいない。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
それもこれももう無駄になつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
この能役者は、木曾の中津川に避暑中だつたが、猿樂町の住居はもとより、寶生の舞臺をはじめ、芝の琴平町に、意氣な稽古所の二階屋があつたが、それもこれも皆灰燼して、留守の細君――(評判の賢婦人だから厚禮して)――御新造が子供たちを連れて辛うじて火の中をのがれたばかり、何にもない。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
それもこれも、カイの目の中にはいりこんでいる、ガラスのかけらのしわざなのです!
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
それもこれも、貴方がた、芝居の事があってから、あんな奉公早う罷めて、すぐにも夫婦になれるようにと、身体は両方別れていて、言合せはせぬけれど、同じ日、同じ時に、同じ祈を掛けやはる。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
私もこう申してはお恥かしゅうございますが、昔からこうばかりでもございません、それもこれも皆なり行だと断念めましても、断念められませんのはお米の身の上。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
彼にはそれもこれも憶劫で仕方がなかつた。
— 田中貢太郎 『あかんぼの首』 青空文庫
作例 · 標準
彼の成功は、それもこれも日々の努力の結果だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この素晴らしい景色は、それもこれも自然が作り出したものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
今日のパーティーの準備は、それもこれも彼女のおかげでうまくいった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash