コロッケ屋
コロッケや
名詞
標準
croquette vendor
文例 · 用例
三 コロッケ屋と花屋の路地を這入ると、突き当りが叔母の寛子の家で、溝板の上に立つと、台所で何を煮ているのか判る程浅い家である。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
入口のコロッケ屋は馬鈴薯の山ばかり目立って、肉片がぶらさがっているのをかつて見たことがない程貧弱な構えで、啓吉が最初に寛子の家へあずけられた時、六ツで拾銭というコロッケをよくここへ買わされにやられたものであったが、揚鍋が小さいので、六ツ揚げて貰うには中々骨であった。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
風呂屋の前で自動車を降りると、すっかり眠ってしまった礼子をかかえて、花屋とコロッケ屋の小さい路地を曲った。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
叔父さんが立派な奴を買ってやるよ」 コロッケ屋では、馬臭い油の匂いがしている。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
ぐっと大きく……」 コロッケ屋と花屋の前へ来てもしゃっくりが止まらなかった。
— 林芙美子 『泣虫小僧』 青空文庫
コロッケ屋からコロッケを買うときは、わが家では一流の夕食だが、それも、食卓に家族の顔がそろったところで、寸前に、千々子さまなり百々子なりが、大急ぎで駆けだして買ってきて、経木のまま、ドサリと食卓のうえに投げだすのがきまりだから、わが家のコロッケは、電気レンジはおろか、電気冷蔵庫におさまる暇さえない。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
表の雨戸の節穴から見た道路には、今日はことさらに人通りが途絶えて、隣のコロッケ屋ではぢゆうぢゆうコロッケを揚げはじめたので、間もなく晝近くなつた時間を知つた。
— 室生犀星 『神のない子』 青空文庫
作例 · 標準
「このコロッケ屋さん、いつも行列ができてるけど、それも納得の味だね!」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite