軍医総監
ぐんいそうかん
名詞
標準
surgeon general
文例 · 用例
自然主義運動に対立して平行線的に進行をつゞけた写生派、余裕派、低徊派等の諸文学(夏目漱石などその門下、高浜虚子、長塚節、永井荷風、谷崎潤一郎等)については、森鴎外が、軍医総監であったことゝ、後に芥川龍之介が「将軍」を書いている以外、軍事的なものは見あたらない。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
あの人は五十ちかくなって軍医総監という重職にあった頃でも、宴会などに於いて無礼者に対しては敢然と腕力をふるったものだ。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
かの鴎外にしても立派な口髭をはやして軍医総監という要職にありながら、やむにやまれず、不良の新聞記者と戦って共に縁先から落ちたのだ。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
名医後藤新平|男7・9(夕) 男爵石黒忠悳氏は、今では茶人らしく十徳を着込んで、お茶を啜つたり、若い者の嫁を捜したりして、日を暮してゐるが、実をいふと、氏はあれで軍医総監なのである。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
あの人は僕の子供の時分には時の軍医総監ではぶりがきいてなかなかいばったものだった。
— 夏目漱石 『僕の昔』 青空文庫
書斎の鴎外ではなくて、おそらくは軍医総監としての鴎外が、襟の高い軍服をきっちりつけた胸をはり、マントウの肩を片方はずした欧州貴族風の颯爽さで彫られている。
— 宮本百合子 『田端の汽車そのほか』 青空文庫
順に行けば、軍医総監男爵は造作もないことであったろうが、持って生れた骨が兎角邪魔をなして、上官と反りが合わず、官に頼って事を為すは駄目と見限りをつけて、阿波徳島に帰り、家禄を奉還して、開業医の生活を始めたのが、明治五年であった。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
軍医総監のステルンバーグがラブランの研究に英語を使う国民の注意をひきつけるまで数年かかった。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
作例 · 標準
軍医総監は、全ての軍事医療活動を統括する。
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新しい軍医総監が、医療改革の指揮を執ることになった。
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過去の戦役では、軍医総監が兵士の健康管理に大きな役割を果たした。
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